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アルゼンチン最南端の町

世界最南端の都市、アルゼンチンのウシュアイアのストリートビューを見ていて見ていると・・
何と電話線は、すらっとした木柱が使われ、電線から1メートルくらい下には銀色の端子函か取り付けられています。メインのケーブルを電柱のところで細いものに分岐してこの端子函に接続し、端子函の下からは加入者個別の線が出ています。
これって、昭和40年代中期頃までは日本でよくみられた風景とすごく似ています。当時の写真では道路わきの電話線柱には銀色の四角い函がよく見られると思います。

現在日本をはじめ多くの国ではメインのケーブルに直接端子函を取り付けて、そこに加入者線を取り付けていますが、以前使用されていた鉛被ケーブルではメインのケーブルから細いケーブルを分岐して電柱に取り付けた金属製の端子函で加入者線を取り付けていました。分岐部分はケーブルよりすこし太い鉛管をかぶせて鉛管とケーブルとの隙間は半田により埋めていました。これを鉛工作業と呼ぶようですが電柱の上でトーチバーナーを使用して相当長い時間、おそらく1時間以上をかけて作業していたのを時々目にしました。
ケーブルに直接端子函を取り付けた場合は、加入者線に接続する分だけメインケーブルから取り出せばよいのですが、細いケーブルに分岐する形のものではあらかじめある本数は分岐させなければならず、接続がないのに分岐だけするということが起こっていたと考えられます。
今の端子函と兼用された分岐のように蓋をあけて接続作業して蓋を閉めれば終わりというわけにいかず、上述のように手間隙掛けて鉛工作業をする必要があったので分岐の本数を変更するのもかなり面倒な作業になったでしょう。
日本では現在鉛被ケーブルをこの形の端子函に接続しているものが残っていたとしても天然記念物クラスの珍品とおもいます。ハワイではすこし前には鉛被ケーブルと端子函が現役で使用されているものを見ました。

アルゼンチンの電話線が直接ケーブルに取り付けるものでなく、分岐したケーブルを電柱に取り付けた端子函に接続する形式のものを使用している理由はよくわかりません。
でも、ストリートビューをみていると、木柱と銀色の端子函という懐かしい風景が広がっていて、何かほほえましくなってしまいます。


街中の電力線は低圧と思われるものが街路灯の鉄柱に取り付けられて、場所によっては電話線と同じくらいの高さのコンクリート柱が使用されていました。電線高さも電話線より低いこともあります。これらに電気を供給する高圧配電線や送電線がどのようになっているかはまだ見ていません。また何か分かりましたら紹介します。


by power_line | 2015-07-01 23:20
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