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八ツ沢橋本変電所付近のその後

八ツ沢の橋本変電所付近の工事ですが、
最終鉄塔109号は、赤い錆止め塗りになっていたので、てっきり建て替えと思っていたのですが、工事予定には「補強」と書かれていました。鉄塔を見ると何箇所か亜鉛メッキの部材が従来の赤い鉄材に加わっていました。
109号から国道16号を隔てた108号は解体されて、鉄塔のあった場所には新しく四脚一体でコンクリート基礎がつくられ、コンクリートから新鉄塔の足部分アングルが数十センチの高さに生えていましいた。
その隣の107号耐張型は碍子から電線がはずされてぶら下がっていました。碍子には破損防止のカバーがかけられていましいた。
その先の鉄塔は電線と碍子がはずされてカカシ状態、さらにその先の鉄塔までは電線が残っており、この鉄塔で引きどめられていました。
電力線は撤去されていましたが、架空地線は残っており、108号鉄塔がないため107号から109号まで相当長い距離をむすんでいました。
以前に記憶では八ツ沢線108号の隣には同じ大きさの鉄塔が並んで建てられいました。現在ではこの最終鉄塔の背が三倍くらいに高くなって、八ツ沢線108号のとなりにあった鉄塔は間引かれてなくなってしまいました。
八ツ沢線最終鉄塔109号は、通常近い将来に撤去が予定されている鉄塔でおこなわれる簡易塗装の赤塗りになっていましたし、建造が昭和32年とすでに54年もたっていたので、今回の工事で撤去されるものとおもっていました。最終鉄塔は先に建て替えられたものに比べて半分以下の高さしかないので、新鉄塔も同じくらいの高さになるのではと想像していました。
でも最近見た限りでは補強工事ということで今後も使いつづけるような雰囲気です。ただ109号周囲は補強工事としては工事用スペースを非常に広くとってあるので、もしかすると建て替えの予定だったのではないかとおもいます。この工事が始まったのは2月終わりか3月最初で、自分もこのブログで3/9に建て替え工事が始まったという書き込みをしています。
この二日後の3/11にご存知の東日本大震災、そして福島第一原子力発電所のトラブル、
自分の勝手な想像にすぎないのですが、原子力発電所トラブルにより兆単位の膨大な金額の賠償金や原子力発電所関連費用の発生が必至となり、この工事に関しても極限の経費節減は必須のものとなるでしょう。そのために補強工事という安価の選択肢が採用されたのではないかとおもっています。そのまましばらく使用して予算に余裕ができた時点で建て替えるのかもしれません。(真相はわかりませんが)
もし八ツ沢線109号が建て替えられないとなると、高さが倍半分とことなる二つの鉄塔がもうしばらく見られるのではないかとおもいます。
by power_line | 2011-05-11 02:23
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